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銀行のカードローン、審査が緩いところを効率的に利用するには

一般的に審査が難しいと考えられているのが、銀行からの借り入れです。消費者金融と比較しても借入の際に求められる条件が厳しいことが多く、収入が安定していないと借り入れができないといったイメージを持たれているのが、銀行の借り入れでしょう。

しかし、最近では、銀行の借り入れにも、これまでにあった銀行借り入れの先入観を覆すようなサービスが徐々に台頭してきました。かつては、銀行の借り入れでは非正規雇用者などの収入が不安定な人では絶対審査に通らないと考えられてきました。

しかし、現代の労働環境が変化し、全労働者のうちに占める非正規雇用者の割合は全体の4割にも届こうかという現代では、そうした大雑把な篩を使っていてはこの先の金融業界で生き残れないと考える銀行が増え、審査が甘い銀行の借り入れが登場してきました。

今回は、そうした今までの銀行とは異なる借り入れについて考えていきます。利用者である私たちが、こうした金融業者を効果的に使うにはどうすればいいのかについても触れていきます。

審査が甘い銀行借り入れとは

銀行の借り入れは、今までは審査が厳しく、収入で求められる条件が厳しいと考えられてきました。その理由は、銀行の経営戦略が、返済能力を最重要とした上で確実性を求めていたためです。

銀行が安定志向の顧客選びをしているのが現在でも同じなのですが、その基準がゆるくなった銀行の借り入れが登場しました。かつての貸金業界は、新規に利用する人の割合が高く、金融業者側も、ある程度選り好みをする自由がありました。

しかし、ここ3~4年の間に、利用者はほぼ飽和状態になり、さらに貸金業者の数自体が多くなったこともあり、より条件がいい貸金業者に乗り換える利用者が増えてきました。

そして、そうなって選択する必要性に迫られた時に、債務者(私たち利用者)が重視するのは、必要と感じた時にすぐに利用できる手軽さだったのです。こうなった時に面白くないのは、審査が厳しいと言われている銀行です。

このままでは客層を失うと危惧した銀行は、新たなニーズに対応するべく、消費者金融に負けない審査の緩さを実現するしかなかったのです。

今までは、金利が高いが審査が緩い消費者金融と、金利が低い代わりに審査が厳しい銀行という差別化のおかげで均衡を保っていたのですが、このバランスが取れていたのは、あくまで利用者がそれぞれの目的に分かれているという前提があってのものでした。

審査が甘い銀行の借り入れが登場した背景には、借り入れを利用する私たちの利用スタイルが変化したという原因があるのです。より短期の借り入れで、より必要な時にすぐに借り入れができるという柔軟性を求める人が増えたのです。
(⇒審査の甘いカードローンについておすすめ記事

消費者金融との差別化はどうなる

銀行の審査が緩くなるということは、そのぶん銀行の借り入れが簡単になる反面、金利は高くなり、消費者金融の形に近くなるということでもあります。では、両者のバランスはどう変わるのでしょうか?

実際のところ、確かに銀行の審査が緩くなった部分はあるのですが、当然全ての銀行がこのような方向へ変化したわけではありません。審査が緩くなって嬉しいのは、返済能力が低い利用者たちです。安定した収入を確保している人には関係ない話です。

銀行の借り入れを金利が低いからという理由で利用していた人たちは、銀行の消費者金融化を望みません。なぜなら、審査が厳しいままであっても、自分たちが審査で弾かれることは少ない上に、金利が高くなるのは嬉しくないからです。

そのため、銀行側も選択を迫られるようになりました。今までどおり、審査をしっかり行い、金利で優遇するべきか、金利をある程度犠牲にして、幅広い客層を狙うべきかという問題です。

この結果、銀行にもさらに、消費者金融に近い借り入れを行う銀行と、以前と同じ、低金利高難易度審査の借り入れのサービスを行う銀行にわかれました。審査の甘い銀行とは、このうちの前者を指しているのです。

銀行と消費者金融の性格の違い

さて、銀行が審査を緩くして利用しやすくなったように見えますが、実際に借り入れを利用する場合には、どういった判断が必要になるのでしょうか?

私たちが借入を利用するときに、金融業者側に求めるのは、まず第一に金利、次に審査にかかる時間、そして借り入れの際の手数料や延滞に対しての寛容性です。借り入れについてあまり良く考えない人でも、金利と実際に借入ができるまでの時間ぐらいは気にします。

その二つの中で銀行は消費者金融にどうしても勝てない部分があります。それが、利用者が申し込んでから、融資を許可するまでの時間です。これだけは、銀行がどれだけ企業努力をしても容易に克服できるものではありません。

そもそも、銀行と消費者金融では、サービスに対しての力の入れようが違います。銀行の利益の上げ方は、カードローンなどの貸金業ではありません。意外と知られていませんが、銀行自身も資金運用を行っており、その過程で利益を上げるのが主体なのです。

銀行にとって、カードローンやキャッシングといった事業は、あくまで副次的なものです。極端に言ってしまえば、無くてもいいものです。そのため、ここにかける人材や労力は、消費者金融に比べて圧倒的に少ないのです。

しかし、消費者金融は違います。消費者金融の主な利益源は、個人や企業にお金を貸して発生する金利によるものです。そのため、消費者金融は、その労力の大部分を貸金業につぎ込みます。

当然、審査にかける工夫や手間といった部分でも、不確定要素を容認するリスクの考え方も銀行より高いです。そのため、審査が完了するまでが非常に迅速で、難易度も下げることが出来るのです。

どんな人が銀行を利用すべきか

こうして見ていくと、銀行が審査を緩くしたとしても、利用者が集まるとは思えないように見えます。消費者金融に対して、似たようなサービスを展開する銀行が持っているアドバンテージとはなんでしょうか。

銀行の借り入れを利用するメリットを考えてみた時に、その答えの一つが見つかります。銀行が新しくターゲットにしたのは、返済能力が高くない人です。つまり、収入が低い人です。

収入が低い人が借り入れをするときには、自分の返済能力でも借入ができ候補を探すことから始まります。たいていは消費者金融を選択しますが、ここで一つ重要なことがあります。総量規制のため、高額の借り入れができないということです。

銀行が審査の緩い借り入れのサービスを提供し始めたのは、その理由があります。つまり、収入が低い人は、総量規制のために、思った額の借り入れに苦心することを予測して、総量規制の対象外である銀行の借り入れを利用してもらおうと考えたのです。

これは、低収入の利用者にとっても嬉しいことです。消費者金融では、どれほど審査が緩くても、年収の3分の1以上の借り入れは法律にとって禁止されています。

これ以上の借り入れをするには、銀行などの利息制限法の影響を受けない金融業者を利用するしかありませんでした。その利用者のニーズに応えるような形で事業展開を図ったのが、今回話題にあげた審査の緩い銀行の借り入れなのです。

金利がそれほど低くない緩い審査の銀行の借り入れの必要性はどこにあるのかということでしたが、筆者としては、この部分にこそ重要な可能性があると考えています。収入の低い利用者が、総量規制にとらわれずに利用できる貸金業ということです。

また、それ以外にも、消費者金融に対していいイメージを持っていない人も未だに一定数存在します。過去に比べて、消費者金融というもののイメージはかなり改善されました。特に、若い世代で消費者金融にマイナスイメージを持っている人は少ないです。

ですが、高齢者層は、依然として高利貸しという印象を持ち続けている人も少なくありません。「収入は少ないけど消費者金融は利用したくない。でも銀行から借りられるほど安定した収入がない」という人に対しても、この新しい銀行の経営戦略はマッチします。

こうした、今までの制度や銀行の立ち位置では拾えなかった新たな利用者を獲得しようとするのが、審査の緩い銀行借り入れのスタイルなのです。

【参考ページはこちら】
銀行なのにブラックでも借りられるとこはある?

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