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返済を遅らせるとどうなるの…?体験談で見る昔と今の違い

消費者金融からお金を借り、契約に従って期日を守った返済をする。社会人ならごく当たり前の事ですが、この当たり前ができない人が実に多く存在します。では、返済に遅れるとどうなっていくのでしょう?普段きちんと返済している人には解らない世界ですよね?

時間経過と貸す側の立場で

この記事では、「返済に遅れたらどうなるのか」というメインテーマを、時間の経過と貸す側の立場になって解説していきます。また、昔と今の返済遅れに対する変化についても考えてみます。

  • どうしても遅れるときにすべき事
  • 1日~2日遅れた場合
  • 数週間になってしまうと…
  • 延滞ブラックになるまで

まずは返済に遅れると事前に解っているときや、うっかり遅らせてしまったときに最低限やるべき事を覚えましょう。この「やるべき事」をするかしないかで、その後に大きな違いが生まれます。

「やるべき事」を理解したら、なぜそれが必要なのかを時系列的に、また、貸している側の立場になって体験談を織り交ぜながらお話していきますので、「なるほど、そうか」と理解を深めてください。

どうしても遅れるときにすべき事

まずは、借りている側として最低限やるべき事をお話します。遅れるとわかったときには返済期日前に、うっかり遅らせてしまったときは直ちに行動を取ってください。

絶対実行できる約束をする

返済が遅れると解ったときは、事前にコールセンターや店舗へ電話を入れましょう。物凄く当たり前の事を書いていますが、「怖いから」とか「数日くらい遅れたって平気」という理由でほったらかしにする利用者が多いのも事実です。

そして、ただ「遅れます」ではなく、「○日には必ず入金できますので、それまで待っていただけますか?」という『絶対に実行できる約束を提示する』事を忘れずに行ないましょう。これは期限だけでなく、金額的な問題で相談することもできます。

お知らせメールなどの積極利用

事前に解っているのではなく、返済日をうっかり忘れていたり、今日が何日だったのかを勘違いする事もよくあります。人間ですから(笑)。最近は大手消費者金融を筆頭に、「事前・当日・期日後」とお知らせメールを配信してくれるサービスも展開されています。

毎月メールが来るのはちょっと…と思われる方もいるでしょうが、返済に遅れて「ご案内の電話」をもらうよりはずっと良いとは思いませんか?折角のサービスを利用しないで、「ついうっかり(てへっ)」では済まされないのが『金銭消費貸借契約』です。

もし遅らせてしまったら

もし、期限に遅れてしまったと気づいたら、返済できるならすぐに入金です。カードローンは近所のコンビニで24時間入金する事ができますし、インターネットバンキングを利用しているのであれば、自宅から振込手続きを執る事だって出来る時代です。

相手(貸し手)から連絡が来る前に入金を済ませていれば、大きな問題に発展する事はまずありません。「あ、うっかりミスしたんだな」程度で済ませられるレベルであるということです。

1日~2日遅れた場合

では、返済期日から1日遅れたらどうなるか。先に述べた「お知らせメールサービス」を利用していればメール通知で済む事もありますが、そうでない場合は、携帯や自宅など「一番本人と連絡がつきやすい電話」に着信が入る可能性があると考えてください。

「たった1日」か「規約違反」か

「たった1日遅れただけで電話が来るの!?」と思われた方は要注意です。それは自分1人が1日遅れたって…という身勝手な考え方で、それを借りている数万人全員が行なったとしたらどうなるでしょう?ここで「貸す側の立場」をよく理解する必要があるわけです。

厳密に言えば、「1日でも返済期日に遅れれば規約違反」です。規約違反をしたという事は、契約の強制終了と即時全額返済を請求されても文句は言えないという事でもあります。

ただ、貸す方は商売として、1日2日は許そうかと激甘な対応をしてくれているというのが本当の姿。ただし、期日が過ぎていることをお知らせしないとズルズルと忘れられてしまうかもしれないので、わざわざ電話代というコストをかけて連絡をしてくるわけです。

貸す側の立場になってみる

例えばあなたが友人と下の枠のような約束でお金を貸したとしましょう。

  • 貸すお金は30万円
  • 毎月25日に1万円ずつ返済
  • 遅れたときは全額一括で返済をする事

そして、最初の数ヶ月はきちんと返済をしてもらっていたとします。それがある月の25日に返済がなかった。

「まあ、忘れてるかもしれないし、1日くらい大目に見てあげよう」

しかし、26日にも27日にも返済がなかった。これでも平常心でいられたら、是非私にお金を貸してください(笑)。

普通であれば電話をして、「25日を過ぎてるけど、どうしたの?」と確認くらいはしたくなるでしょう。そして、「今度遅れるときはちゃんと連絡してね」と言いたくもなるでしょう。友人間のやり取りでも、このような心理が働くものです。

では、カードローンの場合はどうでしょう?貸す側は利用者とお友達でも顔見知りでもありません。あくまで商売で、見ず知らずのあなたを信用してお金を貸しているだけです。そして、同じように何百人~何万人へと融資をしています。

もうお解りですね?全員が返済期日を守ることは100%ありません。つまり、1日でも遅れた時点であなたも「危ない顧客」と判断されて当然なんです。それを防ぐには、事前の電話や即手続きを執るなど、「自分は安全です」アピールをしなければいけないんです。

「たった1日で電話してくるなんて!」は自分勝手な考えであることがお解りいただけたでしょうか?貸す側から見て、あなたは見ず知らずの利用客でしかなく、本来なら規約違反で契約解除、即時全額返済だということをしっかりと頭に入れておきましょう。

数週間になってしまうと…

もし数週間、下のいずれかの行為を行なったとしたらどうなると思いますか?今一度、貸す側の立場になって考えてみてください。

  • 自分からは連絡をしない
  • 携帯や自宅への着信にも応じない
  • 連絡はしたが、約束を破って返済しない

過去にあった悪質な顧客の体験談

なぜ私が「貸す側の立場で」を繰り返しているのかというと、過去に貸す側の立場である消費者金融の社員だったからに他なりません。そして、数多くの悪質な顧客に督促のアプローチをかけてきた立場でもあったからです。

その体験から1つ、貴重なお話をしましょう。上の枠の1番上と1番下をミックスした「悪質ユーザー」への督促です。

返済期日を過ぎたA子さん(スーパーでパート勤務)。勤務時間中は携帯に出ることはできず、自宅に電話をしても1度も出ることはありませんでした。

期日から1週間以上が経過し、やむなく個人名で勤務先であるスーパーへ電話。A子さんを館内放送で呼び出してもらい、直接返済の約束を取り付けます。ここでA子さんの事案は一旦入金待ちとなりました。

さて、約束期日を過ぎてもA子さんから返済はなく、携帯も自宅も音信不通。さらに勤務先のスーパーからは「個人的な用件は緊急時以外は取り次げない」と半分バレている状態に陥りました。

こうなると完全に「通信手段では解決しない悪質な利用者(顧客とも言えない)」です。そこで執る手段は「自宅への訪問」しかありません。日中は働いていることが解っているので、夜、自宅にいるだろう時間帯に残業&ガソリン代をかけて訪問です。

最初に出てきたのは中学生くらいの娘さんでした。運が良いのか悪いのか、A子さんは帰ってきており、「おかあさ~ん!○○さんって人が来てるよ~!」と大きな声で取り次いでくれました。子供って純粋でいいですね(笑)。

A子さんは、私ともう一人(先輩)が消費者金融の社員だと解った途端、「すいません、すいません!」と顔を真っ青にしてガタガタと震えながら、「今、これしかないんで、今月はこれで許してください!」と1万円を出してきました。

こう書くと、「すごく怖いことしたんじゃないか」と思われるでしょうが、こちらは何もしていないんです。一緒にいた先輩が大柄の声が低い男性で、「A子さん、約束破ってるけどどうなってるの?」と怒りっぽい口調で言っただけなんです。

この先輩、普段はとても温厚でいい人でした。ただ、体が大きく声が低いだけで、ごく普通の男性だったんです。ただ、その人柄を知らないA子さんにはとっても怖く感じたのでしょう。完全に挙動不審になっていましたから…。

昔と今の督促の違い

このような訪問での督促、昔はよく行なわれていました。貸す側の立場で考えれば当然ですよね?音信不通になった相手と接触できる手段は訪問しかありませんから。

しかし、この督促(取立て)は、一部の過剰な取立て行為がマスコミなどで大々的に取り上げられ、利用者保護の立場から法律で具体的な禁止行為が設けられて現在に至っています。では、昔あった過剰な取立ての代表例と、今の規制の代表例をご紹介しましょう。

    【昔あった過剰な取立て】

  • 深夜や早朝に自宅を訪問
  • 「片目売れ!」「腎臓の片方無くたって生きていける!」
  • 職場への執拗な電話や訪問
  • 近所迷惑になるような大声での言いふらし
    【現在の取立て規制】

  • 21時~8時までの接触(全ての手段)禁止
  • 正当な理由がない場合の職場への接触
  • 立て看板や言いふらしなどの近所迷惑になる行為
  • 本人と保証人以外への返済要求
【現在の規制】でひとつの事に気づけた人はいるでしょうか。それは、「正当な理由」という一言です。つまり、音信不通になったり、約束を反故(ほご)にするようなことがない限り、職場へのアプローチはできないことになっています。

この「正当な理由」を作るためにも、最初にお伝えした自分から手を打つことが重要であるとお解りいただけるでしょう。

延滞ブラックになるまで

最後に、広くローン業界でブラック扱いになる「延滞」についてお話しましょう。業界全体で「延滞ブラック」と認知されるのは、じつは支払期限から3ヶ月未払い状態になったときなんです。

各種ローンの審査に利用される個人信用情報では、3ヶ月の未払いによって延滞の事実が登録されます。登録期間は「延滞が解消するまでと、解消後1年」で、「現在延滞中か、過去1年以内に延滞があったか」で登録されることになります。

だからといって「3ヶ月以内なら返済が遅れても大丈夫なんだ!」と勘違いしないでくださいね。その間に、ローン契約の強制終了や全額返済と延滞利息の一括支払督促などがやって来ますから。

自分が貸す側の立場になって、返済期日は1日として遅らせてはいけない事。もし遅れるときは、自分から「正当な理由」としての連絡を取っておく事。そして、その連絡でした約束は絶対に守る事。これだけは絶対に忘れないでください。

【参考ページはこちら】
ブラックでも利用できるカードローンがあれば教えて!

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